2021年10月18日

モカシンの修理をしました!!

久しぶりの投稿となってしまいました。

「Punto Pigro(プントピグロ)というブランドのモカシンブーツの
ソール交換をさせていただきました。
素材は天然クレープ(ゴム)です。
インスタでは詳細をお伝えすることは難しいので、簡単では
ありますが、ブログ内で今回の作業を時系列に沿って紹介したいと
思います。

まず、交換するソール全体に幅広の紙テープを張り、形を写し取る
ことでソールの型紙を作ります。
次に、ソールの縫い糸とプラグ(甲部分の革)の革紐を外して
いきます。
縫い糸は処分し、革紐は再利用します。

moc-repair08.jpeg

中には、足形のクレープソールが貼られていました。
状態が良いので、これはそのまま残しました。
あらかじめ、型紙をもとにカットしておいたクレープソールと、
モカシンに残しておいた、足形のクレープソールにプライマーを塗り、
接着剤の接着力をアップさせます。
プライマーが乾いたら、その上に接着剤を塗ります。
位置を間違えないように、ソールを貼り合わせたら、ソールの端から
5ミリ内側ととモカシンを縫い合わせていきます。
製作時はミシンで縫い合わせたようでしたが、モカシンに開けられた
穴にもう一度糸を通さなければならないので、今回は手縫いで
縫い合わせます。

moc-repair09.jpeg

1周とチョット縫い終わったら、糸の始末をして、プラグを元通りに
します。
片側のみ貼り替えるとこんな感じ(↓)

moc-repair01.jpg

反対側も同じように作業すると完成です!

moc-repair04.jpg

moc-repair05.jpg

moc-repair06.jpg

手縫いでの修理のため、時間がかかりましたが、その分、お気に入りを
長くお使いいただけます。
posted by mymyshoeworks at 15:11| Comment(0) |

2017年04月30日

長いお付き合いのために…4

4年ほど前に修理したワラビータイプのモカシンを、
再び修理しました。
今回は、靴紐、本体の甲にあたる部分のモカ、アウトソールを
新しいものに交換しました。

wallabee-shuri2-01.JPG

靴紐は、同じ平紐で幅3ミリから5ミリに変更しました。
これだけでも、よりカジュアルになります。

wallabee-shuri2-02.JPG

左が修理後のモカ、右は外した古いモカです。
どれだけ汚れ、傷がついているかがすぐ分かります。

wallabee-shuri2-03.JPG

左が修理後のアウトソール、右は外した古いアウトソールです。
うわ!!これは目も当てられぬ汚さ!すぐ捨てましょう。

今までつくってきた靴の中では、一番履いています。
長いお付き合いができるのが、手づくり靴の良さです。
ワラビーくん、これからもヨロシク!!





posted by mymyshoeworks at 07:06| Comment(0) |

2016年06月15日

マッケイ?ドブ?何それ?

今、手がけている靴は、『マッケイ式』と呼ばれる方法で
作っています。
これは、靴の本体と底を結合させる方法のひとつで、あらかじめ
本底に、縫い目に合わせて『ドブ』と呼ばれる溝を掘り、本底を
中底に直接縫い付けています(写真では分かりにくいですが、糸が
ドブに沿って進んでいます)。

derby05.JPG

本来は機械でやるのですが、うちでは手縫いしています。
本底を革で仕上げる場合(つまり、地面につく部分が革になります)
には、さらに、『ドブ起こし』と呼ばれる作業をします。
これは本底の断面から切り込みを入れ、その中に『ドブ』を掘り、
縫い目を隠します。
で、肝心の『マッケイ』って何なのかというと、人の名前なのです。
ただし、この方法を発明した人ではなく、特許権を譲られた人です。

以上、つい専門的になりがちな靴用語について書いてみました。
posted by mymyshoeworks at 19:03| Comment(2) |